ワクチン接種しなかった国の方が被害は少ない


アフリカは接種率が低いので感染が広がらない


[PDF] [画像] [MedicalFacts.info]

発展途上国のコロナ感染の動きが楽しみだ。衛生面や医療設備の遅れが致命傷に、、と言われているが。私はただの風邪論者。人が弱くなってるだけ。延命されてる人が亡くなるだけ論だ。発展途上国では衛生や医療がないが、延命もない。強いものが生き残る。免疫もある。大変な事にはならない。

— 萬田緑平 (@ryokuhei) May 4, 2020

コロナパンデミック開始当初、アフリカは衛生状態が悪く大きな被害が出るのでは無いかと懸念する報道がありました。しかし在宅ケア医の萬田緑平医師はそうはならないだろうと2020年5月には予想しており、実際、大きな被害は出ませんでした。

またワクチンが出始めたころ、アフリカなど発展途上国へのワクチン供給が課題だという報道もありましたが、ワクチン接種していないところほど酷い結果にはなっていないというデータがあります。

グラフは横軸が100人当りのブースター(3回目もしくは4回目)接種数累計、縦軸が新規の陽性者で、2アフリカの国々をプロットしています。時期は日本が陽性者世界一位となった2022年8月23日です。ほとんどのアフリカの国は非常に低い接種率となってあり、それと同時に陽性者者も死者も少なくなっています。

著者WEBサイト上では時間を遡ったり進めたりできるようになっています。このグラフを時系列で見るともっとよく分るのですが、陽性者が多くなったり少なくなったり激しく上下する国は右側に片寄っています。これはワクチン接種者が多い方が陽性者が急激に多くなったり急激に減ったりしていることを示します。


収入が低い国ほどコロナ死者が少ない


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また、ワクチンが出始めたころ、発展途上国での普及が問題だとも報道されました。しかしデータを見る限り、発展途上国にワクチン融通は不要というかむしろ迷惑です。

驚くかもしれませんが、国民の収入が比較的少ない国の方が余りワクチンを接種していなくて、同時にコロナ被害が少ないというデータがあります。

グラフは横軸が日ごとの時間推移、縦軸は三つのグラフでそれぞれ、人口当りの新規陽性者数・死者数・ワクチン接種数です。収入の高い国、中の上、中の下、低い国とで新規陽性者数、死者数、ワクチン接種数を並べると正にこの順番になります。

アフリカにせよ、低収入の国にせよ、「ワクチン接種が少なくてコロナ被害が少ない」と書くと「検査が少ないからだ」と批判されることがあります。でも、だからこそ、なのです。検査しなければコロナ禍は起きないのです。筆者が常に「検査・マスク・ワクチン」を3点セットにしてこれこそが元凶だと訴えているのはこのためです。