ワクチン先進国イスラエルでは2022年2月からほぼ接種せず


ワクチン接種しても感染拡大したイスラエル (2021年末まで)


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イスラエルの日ごとの人口当りの接種数を追っていくと「接種しなくなったらどうなるのか」ということを示唆するデータが出ていることが分ります。

先行接種が2020年12月から接種が進んでいたイスラエルの動きを時系列順に追っていきましょう。上のグラフは青が日ごとの人口当り接種数で、朱色が陽性者数です。

2021年1月の接種推進の最中に感染が拡大したもののその後は落ちつきました。2021年6月ごろからブレークスルー感染が目立つようになり、3回目の接種を進めていた2021年9月には結局、過去最大の陽性者を出すようになりました。

日本もイスラエルほどでは無いにせよワクチン接種後の方が感染の波は高くなりました。

次に範囲を2022年末まで拡大すると共に東アジアの国々とも比較します。


イスラエルは接種しなくなったら感染収束 (2022年)


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2022年1月ごろ4回目接種を進めている最中に過去最大、しかも歴代世界最高の陽性者を出すようになりました。

注目すべきは、2022年2月以降はワクチンを接種する人がほとんどいなくなっていったことです。この頃から規制も解除されていきました。イスラエルの人々はワクチンを接種した方が脆弱になるということに気付いたのでは無いでしょうか。政府もマスクやワクチンといった規制を解除するしかそれまでやってきた対策が逆効果であることを誤魔化す方法は無いと考えたのでは無いでしょうか。その後も波は現れていますが、2022年1月よりは低い波になったようです。

一方で、東アジアの国々、韓国、日本、台湾はどうなったのでしょうか。2022年8月末の段階で日本はまだ4回目接種を推進していました。日本ほどでは無いにせよ、他の国も接種はしているようで、少なくともほとんど接種しなくなったイスラエルとの接種数の差は歴然です。そして陽性者数もイスラエルの方が少なくなっていました。


イスラエルでは2022年11月98%が接種者扱いとならない


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イスラエル公式コロナ関連ダッシュボードによると、必要回接種数済みと見做されるのは2022年11月8日現在、全人口の2%程です。残り98%は未接種か有効期限が切れた人達となっています。

政府は推奨はしているようですが、未接種扱いでも生活に支障は無く従うイスラエル人は少ないようです。


(参考) イスラエルと大阪府との比較


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イスラエルの人口は約900万と大阪府と同程度の人口ですので、参考までに人口当りでは無く実数比較のグラフを載せておきます。