McKernan氏背景とDNA混入疑惑提起までの過程


Kevin McKernan氏略歴


[PDF] [画像]

Kevin McKernan 氏は Medicinal Genomics社の創設者です。ゲノムの分野で25年の経験、論文は57,000件以上引用されています。MITのヒトゲノム計画で研究開発のチームリーダーを勤めました。PCRとシーケンシングに関する複数の特許を有しています。


2023/06/15 FDAのワクチンと関連生物由来製品諮問委員会


[PDF] [画像]

機械翻訳ですがどうぞ。
ohagiさんのとは別の方法? https://t.co/sqdBARfOFm で起こしてます。

※Androidで字幕が表示されない場合は、Android側の設定で字幕をオンにしてください。
翻訳は未レビューです。 pic.twitter.com/c7DvbPOqrO

— tonakai (@tonakai79780674) June 16, 2023

McKernan氏がFDAのワクチンと関連生物由来製品諮問委員会に出席して、DNA混入疑惑を提起し、世界に追試を呼びかけました。一方の日本、有志医師の会ではDNA混入問題は騒がいない方針という情報がリークされました。

この差は一体どこから生じるのでしょうか? 筆者はMcKernan氏のネガティブキャンペーンが功を奏していると考えています。その誤解を解くため、まずはMcKernan氏がどうやってDNA混入を発見したのか経緯を見ていきたいと思います。


2023/02/16 mRNA長さ品質チェック開始が発端


[PDF] [画像]

McKernan氏は、品質不明のmRNAワクチンに不満を持ち、mRNA長さのバラ付きの調査を開始したことが発端です。[1] というのは、もしワクチンに含まれるmRNAが短かかったりエラーがあったりすると、期待通りのスパイク蛋白が生成されなくなってしまうからです。

実際にファイザーとモデルナのバイアルを使った調査の結果、短い物どころか、長いものもありました。これは一体どういうことだ? となったわけです。

DNAを発見する過程はまた別のブログで紹介します。ここまではまだ mRNA の品質チェックの話だったということに留意して下さい。


2020年にmRNAスパイクの生物学的変性懸念しコドン最適化調査


[PDF] [画像]

McKernan氏は2020年にスパイクの生物学的変性を懸念しmRNA配列データのコドン最適化調査を行っています。こちらは実際のバイアルでは無く、ファイザーとモデルナが公開しているデータを用いて行なった調査です。

ここで強調したいことは、McKernan氏は、mRNA含む遺伝子配列の調査においてスペシャリストだという事実です。実績が無い人が思い付きの実験でDNA混入を発見して報告したわけでは無いのです。


日本で不当に貶められた評価


[PDF] [画像]


参考: 叮嚀に答えてると評する人も


[PDF] [画像]


参考文献

  1. MCKERNAN, Kevin, Deep sequencing of the Moderna and Pfizer bivalent vaccines identifies contamination of expression vectors designed for plasmid amplification in bacteria, 2022.
  2. MCKERNAN, K. Deep sequencing of the Moderna and Pfizer bivalent vaccines identifies contamination of expression vectors designed for plasmid amplification in bacteria. 2023.
  3. MCKERNAN, Kevin, et al. Sequencing of bivalent Moderna and Pfizer mRNA vaccines reveals nanogram to microgram quantities of expression vector dsDNA per dose. OSF Preprints. April, 2023, 10.
  4. MCKERNAN, Kevin; KYRIAKOPOULOS, Anthony M.; MCCULLOUGH, Peter A. Differences in vaccine and SARS-CoV-2 replication derived mRNA: implications for cell biology and future disease. 2021.
  5. 荒川 央, RNAコロナワクチンにDNAが混入している? April, 2023.