パンデミック中の子供の健康政策からの教訓
論文「日本でのパンデミック中の子供の健康政策からの教訓」
- 2022年10月 日本の子供への健康対策を総括する論文が公開
- MOKUSHOKU(黙食) という日本の恥ずべき「文化」が世界に公表された
- 論文では対策に関して問題点を指摘する論文を表として纏めてある
[PDF] [画像] SHOBAKO2022 より[1]
食育を通じて子どもたちの健全な成長を誰しもが願うことであり、そのための環境整備が急務となっています。そのためには健康政策が重要です。現在に至るまで日本社会はCOVID-19の大流行で大きく混乱しました。COVID-19が流行してからは「自宅待機」「MOKUSHOKU (黙食)」「マスク着用」の3つの対策がとられるようになりました。しかし「ステイホーム」やロックダウンによって、体重増加、運動量の低下、食生活の変化などの悪影響が報告されている論文もあります。日本では以前から食事時の食育の効果や利点がよく研究されていましたが、「黙食」ルールはこの食育に直接逆行する可能性があります。さらに栄養素が感染症予防に貢献する可能性を示す報告もいくつかあります。また日本の子どもたちは一日中マスクをすることが奨励されました。臨床研究、特にランダム化比較試験の結果では、マスクの予防効果は限定的であることが分かっています。一方、マスクの負の効果も様々な場面で報告されていいます。本総説ではこれらのトピックスに焦点を当て、子どもたちにとってよりよい環境となるよう再考を促します。
日本の子供達はコロナ対策により生活に大きな影響を受けており、その影響を危惧する論文が2022年10月に査読済みとなりました。冒頭部分を翻訳しました。MOKUSHOKU(黙食) という日本の恥ずべき文化が世界に公表されたのです。論文では対策に関して問題点を指摘する論文を表として纏めてありますので紹介します。
ステイホームに関する研究
- 体力低下、体重増加、体脂肪率上昇などの影響などが見られた
- 精神面でも負の影響が見られた
- 不規則な生活、食生活の悪化などが見られた
教訓論文よりステイホームに関する研究を纏めた表を上に示します。翻訳は、満月たまご @baby_kamex さんによるものです。 (以下同) 論文によると、体力低下、体重増加、体脂肪率上昇などの影響などが見られました。また精神面でも負の影響が見られ、不規則な生活、食生活の悪化などが見られました。
「黙食」報告論文 / 「食育」研究論文
- 会話がある方が心身によい影響があることが報告される
- 親も子供の黙食の弊害を懸念している
- 食事の時間に言語学習の重要な役割があると推測される
教訓論文より「黙食」報告論文と「食育」研究論文を表にしたものを上に示します。論文によると会話がある方が心身によい影響があることが報告されました。親も子供の黙食の弊害を懸念しています。また食事の時間に言語学習の重要な役割があると推測されると述べられています。
マスクの有効性に関するRCT論文
- 一般の人がするようなマスクで有効だとするRCT論文はほぼ無い
- インフルエンザの対策としてずっと効果は出ていなかった
- むしろ布マスクは悪影響を及ぼすという論文がある
教訓論文よりマスクの有効性に関するRCT論文を上に示します。一般の人がするようなマスクで有効だとするRCT論文はほぼ有りません。インフルエンザの対策としてずっと効果は出ていませんでした。むしろ布マスクは悪影響を及ぼすという論文があります。
以上、マスクは有害で効果が無いということがこの教訓論文で示されています。